写真1は、1年前より肉芽が生じ、自分で手当てをしている間に、次第に悪化してきたため、来院された患者さんのものです。
最初はキャスターにぶつかって傷が生じたとのことです。初めは小さな肉芽だったようですが、ネットで調べた治療法を自己流に行っていたところ、どんどん悪化してきた様です。
チューブスプリンティング法を行い、治癒した状態が写真2です。
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写真1
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写真2
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しかし半年後に再発したため、今度はVHO法を行いました(写真3)。それが治癒した時のものが写真4です。
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写真3
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写真4
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治療開始してから6年後の現在の状態が写真5です。

写真5
肉芽が治癒しても、1年間は再発しやすい状態が続きます。その間は、爪を短く切り過ぎないよう、またきつい靴を履かないよう、十分な注意が必要です。少しでも痛みが生じた場合には、テーピングを行って爪と皮膚を引き離して、再発を防がなくてはいけません。
しっかりと自己管理をすれば、再発は防げます。頑張りましょう。