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人類は二足歩行をするようになってから腰痛に悩まされるようになった、と言われています。事実、厚生労働省の統計では内科を含めたすべての診療科を通じて、腰痛は最も多い訴えとなっています。
大部分の腰痛は1週間ほどで治癒します。しかし中にはなかなか痛みの引かない場合もあります。長引く腰痛の代表的なものに、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症などがあります。
これら腰痛を長引かせる疾患の治療に、当院では骨盤牽引という治療法を行っています。
本療法によって、牽引部分の筋緊張の緩和が得られます。また狭くなった椎間板が広げられ、圧迫された神経への影響が和らげられます。これらの作用によって、腰痛が少しずつ改善されて行くものと考えています。
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牽引治療は仰向けで行います。しかし腰痛の患者さんの中には、仰向けの姿勢をとるまでがつらく、本来は牽引治療を行ったほうが良いにもかかわらずできない、といった矛盾が以前よりありました。 |
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この矛盾を解消してくれたのが、ミナト医科学株式会社が開発した能動型自動間欠牽引装置「スーパートラックST-1L」です。
この装置は椅子にすわる姿勢のままで牽引治療が行えます。椅子にすわった状態から牽引治療が開始され、牽引中は仰向けとなり、治療が終了するとまた椅子にすわった状態に戻るというものです。
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これによって背中の変形した年配の患者さんにも牽引治療が安心して行えるようになり、牽引治療の適応が広がりました。 |
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